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» 2011年05月23日 00時00分 UPDATE

ハイブリッド骨伝導ヘッドフォン「ビブラボーン」は、ゲームに最適なのか?

「FROG MINUTES」の能丸督之氏、「ストリートファイターIV」の手塚武氏、「バイオハザード マーセナリーズ VS.」の伊藤幸正氏が、日立マクセルの「VIBRABONE(ビブラボーン)」に出会った。

[ITmedia]
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「ビブラボーン」を試してもらった

wk_110523vibrabone05.jpg 「VIBRABONE(ビブラボーン)」を「FROG MINUTES」で試してもらった

 「全然違うものですね。特に環境音が顕著です」――グラスホッパー・マニファクチュアのiPhone/iPod touch/iPad向けゲーム「FROG MINUTES」のディレクター兼デザイナー、能丸 督之氏に「VIBRABONE(ビブラボーン)」を確かめてもらった。

 まるでビオトープの世界を再現したような「FROG MINUTES」は、捕まえた昆虫を餌に、カエルを制限時間内に捕獲していく。ゲーム内では川のせせらぎや生き物のざわめきといった自然環境音が再現されている。ヘッドフォンからは「今まで聞こえていなかった音」が強調されており、特に川のせせらぎは顕著だと能丸氏。

「せっかくステレオで製作しているので、こうして左右から包まれる感覚はいいですね。聞いてみると意図していない音も聞こえるし、まるで、中に入ったような感覚も味わえます」(能丸氏)


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 日立マクセルのハイブリッド骨伝導ヘッドフォン「VIBRABONE(ビブラボーン)」が、4月25日に発売された。

 振動(VIBRATION)と骨(BONE)を組み合わせ、「VIBRABONE」の名前の由来としたように、骨伝導振動ユニットで重低音サウンドを、マイクロスピーカーユニットを搭載することで骨伝導ユニットでは力不足だった中高音域再生をカバーしている。スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器で音楽だけでなく、さまざまなアプリケーションやゲームを利用することを念頭に開発されたという。

 骨を通して音を伝えることで、鼓膜への負担を軽減することができる骨伝導は、空気の振動が少ないため、音漏れの抑制にも効果を発揮する。とはいえ、必ずしも主流となることはなかった。ただ、今回はモバイル機器でのアプリやゲームでの使用を意識して製作されている。特にアクションや格闘、音楽ゲームの打撃音などの重低音を、迫力あふれる3Dバイブレーションとともに楽しめるというのがウリだ。

 コードはからみ防止スライダー付きの1.4mY型コードを採用。交換用イヤーピースはL、M、Sの3サイズがあり耳に合わせて選ぶことができる。3.5mmステレオミニプラグには、ポータブル機器への接続時にも突起が少ないL型プラグを採用している。音量調整が可能なボリュームコントローラー搭載。再生音源や使用環境に応じて、骨伝導振動ユニットとマイクロスピーカーそれぞれの音量調整が可能となっている。色はブラック、ホワイト、ブルーの3色。市場価格は4000円前後となっている。

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 では、ウリとしているアクションゲームや格闘ゲームではどうだろうか? カプコンのiPhone/iPod touch向け「ストリートファイターIV」のプロデューサー・手塚武氏と、同社のiPhone/iPod touch向け「バイオハザード マーセナリーズ VS.」のプロデューサー・伊藤幸正氏にも話を聞いてみた。

 手塚氏は「ビブラボーン」のボリュームコントローラをいじりはじめしばらくすると、「ほんまや」とつぶやいた。当初、iPhone側のボリュームを落とした状態でつまみをいじっていたが、あまりその効果を感じることができなかった。ただ、iPhone側のボリュームを上げ、骨伝導&バイブレーションとマイクロスピーカーのバランスを調整して、その違いの差に驚いたという。

 「最初、ボリュームコントローラにつまみが2つある意味が分からなかった。またミニマムの状態では違いが分からないので、“ガツン”と来なかったんです。ゲームやシチュエーションによって変えていくのがミソだったんですね」と、ゲームを攻略していくように「ビブラボーン」を理解していく。「『ストリートファイターIV』なら、デフォルトマックスの状態で使ってほしいです」と手塚氏。特に打撃音の抜けがよく、勝利した際は気持ちよさ120%と太鼓判を押してくれた。

wk_110523vibrabone04.jpg 手塚氏と伊藤氏は、しばし日立マクセルのメタルテープ談義に。当時のデザインの話に及ぶと、本製品のパッケージにもあの当時のテイストを採用してほしかったと華を咲かせた

 ただ伊藤氏は、意図していないSE音などが前面に出すぎることを危惧する。カプコンのタイトルは、基本海外での使用をデフォルトにしており、iPhone/iPod touch向けであろうとヘッドフォンではなくオープンな状態で最適に聞こえるようサウンドを設定している。そのため、「バイオハザード マーセナリーズ VS.」ではタイムボーナスなどシステム上のSE音までも強調されてしまい、そこが“やけに耳についてしまう”というのだ。ステージによっては重低音を多用しているため、バランス次第で歪んだような音に再現されてしまうかもしれないとも。ただ、それはこのゲームだからと付け加える。

 伊藤氏は「密閉度が高いカナル型なのに耳にきつくなく、遮音性も申し分ない。この形状でさらにノイズキャンセル機能が追加されたりしたら、常用しちゃうくらい気にいった」と、基本となる部分に着目した。本製品のようなカナルの形は珍しいというのだ。タッチノイズもなく、機能としてアドオンされた以外の基本部分がしっかりしているのは好印象だし、なにより個人の好みに合うのが珍しく、普通に購入するだろうとのこと。


 「ゲームアプリに!」とパッケージに大きく表示されているのもうなずけるのも、ゲームアプリ開発者へのリサーチで分かっていただけたのではないだろうか。特に日本では、ケータイやスマートフォンでゲームを遊ぶ際にヘッドフォンを使用する率は高い。音ゲーやアクション、格闘などは必須だ。どうせ必要ならば安価で楽しめるヘッドフォンのほうがいいに決まっている。ハイブリッド骨伝導ヘッドフォン「ビブラボーン」は、そんなちょっとしたぜいたくを満たしてくれる製品ではないだろうか?

wk_110523vibrabone01.jpg 「FROG MINUTES」開発者:グラスホッパー・マニファクチュア デザイン企画室 能丸督之氏
wk_110523vibrabone02.jpg カプコン 開発統括本部 MC開発部長 兼 プロジェクト企画室長 手塚武氏
wk_110523vibrabone03.jpg カプコン CS開発統括 大阪制作部 MC制作室 戦略チーム 伊藤幸正氏

「FROG MINUTES」

 iPhone/iPod touch/iPad向けゲーム「FROG MINUTES」は、チョウやトンボ、バッタといった5種類の生き物を捕まえ、それを餌に制限時間内にカエルを捕まえるのが目的。どこかに隠れている全10種類のカエルを捕まえることができれば、「図鑑」に収録され鳴き声や生態を知ることができる。また、条件を満たすとアチーブメントが解除。達成度に応じてパズルを完成することもできる。価格は115円(収益は東日本大震災の被災者に寄付される)。グラスホッパー・マニファクチュアより発売されている。

 ひたすら餌を捕まえカエルを取り続けてもいいし、何もせずに眺めていてもいい。木々のざわめきや川のせせらぎをBGM代わりにしてもいいだろう。なお、日本語版のナレーションには、坂本真綾さんが起用されている。

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(C)2011 GRASSHOPPER MANUFACTURE INC.

「バイオハザード マーセナリーズ VS.」

 2011年4月14日より配信が開始されたカプコンのiPhone/iPod touch用アクション「バイオハザード マーセナリーズ VS.」は、インターネット(Wi-Fi)で最大4人、ローカル(Bluetooth)では2人で対戦することができる。自動的に他者とマッチングする「クイックマッチ」と、特定の相手を呼び出して対戦する「カスタムマッチ」、そして単独で練習できる「シングルモード」が用意されている。価格は600円。

 プレイヤーキャラクターは、「バイオハザード」に登場したクリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、アルバート・ウェスカーの3人。それぞれ異なった武器や特徴を持つ。バトルステージは、埠頭、砦、城壁が収録されている。

 対戦では、2手に分かれて得点を競う「チーム」と、全員が敵になる「シングル」の2種類が用意されている。パートナーは体力や装備中の武器、弾数などのステータスが画面に表示される以外に、トラップに掛かっている場合やダイイング状態なども表示される。パートナーの状態を確認しながら対戦を進められる。

 相手に攻撃しつつ、自分がダメージを受けずにいると「メナスゲージ」が増え、一定量まで貯まると、強力な「メナスクリーチャー」が出現し、相手プレイヤーを襲撃する。

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(C)CAPCOM 2011

「ストリートファイターIV」

 全世界で累計2800万本を販売した対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズの最新作「ストリートファイターIV」のiPhone/iPod touch用アプリ。昨年3月に配信が開始されて以来、サガットやディージェイなどの登場キャラクターが追加され、現在プレイアブルキャラクターは全部で14名。Bluetooth通信対戦に対応しており、「対戦相手」のマッチングもできる。価格は600円。

 「マイカード」で自分の戦績・実績を確認することができ、対戦相手と「マイカード」を交換することが可能。

 インタフェースは「ヴィジュアルパッド」を採用し、タッチパネルでの操作性を向上。「総当たり戦」「自由組手」「練習部屋」のほか、初心者でも格闘ゲームが強くなれる「道場」も用意されている。

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(C) CAPCOM U.S.A, INC. 2010 ALL RIGHTS RESERVED.

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提供:日立マクセル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ガジェット編集部/掲載内容有効期限:2011年6月28日