赤い部屋からの脱出、再び……。脱出ゲームの「元祖」が帰ってきたぞー日々是遊戯

また「CRIMSON ROOM」かよ、と思った人は甘い! 「CRIMSON ROOM」であって「CRIMSON ROOM」ではない、新しい謎解きと「脱出」に悶絶せよ!

» 2011年06月14日 09時52分 公開
[池谷勇人ITmedia]

すみません、すぐ脱出できると思ってました……

 正直何度も遊んだはずなのに、どうしてまた閉じ込められてしまったんだろう……。

 2004年に公開され、「脱出ゲーム」ブームの先駆けとなったFLASHゲーム「CRIMSON ROOM」が、iPhoneおよびAndroid用アプリとなって帰ってきました。価格は230円で、App StoreおよびAndroid Marketにてそれぞれ配信中。

 あなたが目を覚ますと、そこは真っ赤な壁と天井に囲まれた見知らぬ部屋。たったひとつあるドアはなぜかノブが回らない。「脱出しなくちゃならない」――そう感じたあなたは、この小さな密室からの脱出を試みます。

 今回リリースされた「CRIMSON ROOM '11(イレブン)」も、基本的な内容は元祖「CRIMSON ROOM」とほとんど同じ。見慣れたいつもの部屋を舞台に、再び孤独な脱出劇が展開されていきます。部屋の構造やアイテムの位置などはまったく同じなので、一度でも「脱出」したことがある人なら、特に悩むことなくスイスイ進んでいけることでしょう。……途中までは。

 タイトルに「'11」と付いているとおり、本作は「CRIMSON ROOM」であって「CRIMSON ROOM」ではない、別のゲームと言った方がいいでしょう。例え「脱出」経験者であっても、最後のカギを見つけるには、さらにもう一段階発想を飛躍させる必要があります。恥ずかしながら、筆者はなんだかんだで脱出までに1時間ちょっとかかってしまいました。

 しかし悔しいけれど、この謎解きのアイデアとバランス、そしてナゾが解けた時の爽快感は、やっぱりさすがとしか言いようがありません。ストーリーもなく、登場人物もいない。ただ「閉じ込められたから、脱出する」だけのゲームが、なぜこんなにも多くの人に遊ばれ、「脱出ゲーム」というジャンルを築き上げるまでに至ったのか、あらためて分かったような気がします。

 近年ではテレビ番組になったり、「リアル脱出ゲーム」のようなイベントも行われるようになったりと、ゲームという枠を越えて広がりつつある「脱出ゲーム」ですが、あらためて原点に立ち返ってみるという意味でも、本作は「脱出ゲーム」好きにとっての必修科目と言えます。まだ「脱出」未体験の人はもちろんのこと、すでに一度「脱出」したという人も、きっと新鮮な気持ちで謎解きを楽しむことができるはず。さあ、あなたはこの赤いな部屋から、無事に脱出することができますか……?

見慣れた「いつもの」赤い部屋。この青いドアさえ開けば脱出できるのですが……

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」