生物のように動く芸術作品「ストランドビースト」 動画で見るテオ・ヤンセンの世界ナニコレ

オランダのアーティストがプラスチックチューブを使って生み出した動く芸術作品がすごい。滑らかな動きは、まるで生物が意思を持って動いているようだ。

» 2012年01月26日 13時15分 公開
[山本恵太,ITmedia]
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 浜辺に置かれたプラスチックチューブのかたまりが、風を受けて動き出す。ロボットような機械的な部品はどこにも見えないのに、前進を続ける脚の動きは滑らか。この生物のような造形物「ストランドビースト(STRANDBEEST)」は、オランダのテオ・ヤンセン氏が生み出した動く芸術作品だ。


 ストランドビーストは多数のプラスチックチューブを骨格としている。胴体の端にはしっぽのような形の突起が取り付けられていて、ちょっとかわいい。横向きに歩く様子はカニの動きにも似ているが、ヤンセン氏はストランドビーストを何かの模倣ではなく、まったく新しい生命体として創造したという。

 脚がどのような仕組みで動いているか気になる方は、YouTubeでヤンセン氏のインタビュー動画が公開されているので参考にしてもらいたい。実際に動いている様子を見てみたい方には「大人の科学」マガジン30号の付録がオススメだ。巨大なストランドビーストを手乗りサイズにした「ミニビースト」を作ることができる。端に付いた風車が回り、ストランドビーストと同じように滑らかに脚が動く様子は感動すら覚える。



 ちなみに、この付録を改造して新たな造形物を作ってしまった人もおり、ハムスターが走ると歩き出す改造版ミニビーストの動画は必見だ。ヤンセン氏もまさか自分がつくり出した生物がハムスターのおもちゃに進化するとは思っていなかったに違いない。

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