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» 2012年08月31日 19時54分 UPDATE

「メタルギア」25周年:ハリウッド実写映画化や、新世代エンジン「FOXエンジン」デモなどが公開された「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」をリポート (1/3)

「メタルギア」の25周年を祝して開催されたプレミアムイベント。小島秀夫監督魂(スピリット)が詰め込まれたイベントの様子と、シリーズの新情報をお伝えする。

[蒼之スギウラ,ITmedia]

 コナミデジタルエンタテインメントは8月30日、東京・六本木の東京ミッドタウン・ホールにて「メタルギア」シリーズ25周年を記念し「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」を開催した。

画像画像画像 会場には、歴代「メタルギア」シリーズのポスターや、25周年記念ダンボール(!?)などが展示されていた。ダンボールに関しては、そのへんに転がっていた、と言ってもいいかもしれない

 「メタルギア」シリーズは、1987年にゲーム向けPC「MSX2」をプラットフォームにして発売された「メタルギア」をはじめとして、現在まで10作以上の続編が制作されているステルス・アクションゲーム。シリーズを通して小島秀夫氏が監督を務めており、その独特なユーモアセンスや、映画的な物語の演出法が注目されている。

 イベントには、おなじみの小島秀夫監督をはじめとした多数の関係者が登壇し、「メタルギア ソリッド」のハリウッドでの実写映画化や、これまでに発表されていた「メタルギア ライジング リベンジェンス」を含め、様々な新情報が発表された。

小島秀夫監督が語る「新たなメタルギアの変化」と「メタルギアに込められたソウル」とは

画像 コナミデジタルエンタテインメント、代表取締役社長の田中富美明氏

 巨大なホールを貸しきって開催された本イベント会場には、大型スクリーンが3つも用意され、ステージも圃場に広く取られていた。スクリーンに映し出された待機映像や、スピーカーから流されるBGMからすら、イベントに対する気合のほどがうかがえる。

 イベントがスタートして最初にステージへと登壇したのは、コナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長である田中富美明氏。田中氏は、来場したファンやプレスに対する挨拶を行った後、メタルギアシリーズの振り返る形で、これまでの歩みについて話した。

 その話が現代に及んだ際、田中氏は「そんな世の中の変化と常に向き合いながら、メタルギアも変化を続けています。その上で、世界中のお客様に、楽しく、面白いエンターテイメントを提供できるよう、変わるべき部分とそうでない部分を見極めるのが重要だと考えています」と、この先を示唆するコメントを残す。


画像 コナミデジタルエンタテインメントの執行役員エグゼクティブ・ヴァイスプレジデントにして、小島プロダクションの監督。小島秀夫氏

 続いては、メタルギアシリーズには欠かせない存在である、小島秀夫氏が登壇。マイクを手に取った小島氏は「25周年ですか、ここまで続くとは最初は思っていませんでしたね」と軽くおどけつつ、話を始めた。先ほど田中氏の話した「変化」という言葉について触れ「技術と時代が変化する中で、メタルギアは変化していきました。ですが、どれだけ変わっても、メタルギアに込められたソウルは変わっていません」と、力強く宣言した。

「メタルギア ソリッド」ついに実写映画化! マーベルのアヴィ・アラッド氏がプロデュース

 ここから先は、司会とは別の「ナビゲーター」として、別所哲也氏が登場。これから続く、イベントの区切り分けと紹介を、お得意の演技仕立てなナレーションで行った。

画像画像 ナビゲーターの別所哲也氏

 暗転したステージにスポットライトを当てられて登場した別所氏は、すぐさまメタルギアについて語り始める。旧来のゲームを「TOY」(おもちゃ)と位置付け、初代「メタルギア」の登場により、ゲームは深い「物語」を手に入れたのだ、と語る。数々の「映画的手法」を、ゲームへと取り入れたメタルギアは、映画とゲームの垣根を越えてきた存在なのだと。

 そんな、まさに映画のようにドラマチックな演出とともに発表されたのが、「メタルギアソリッド」のハリウッド実写映画化だ。やはりファンの驚きも大きかったようで、会場には大きな拍手が巻き起こり、その拍手に招かれるようにして小島氏が再度登壇した。

画像画像 映画プロデューサーのアヴィ・アラッド氏

 「この話を実現するにあたって、いろいろな方とお話しました。その中で、彼は僕の持つソウルをよく理解されている方です。この方であれば間違いないだろうと、僕は思っています」と小島氏は、過去に「スパイダーマン」シリーズや「X-MEN」シリーズのプロデュースを手がけた、マーベル・エンターテインメントの映画プロデューサー、アヴィ・アラッド(AVI ARAD)氏を呼びこんだ。以下、アヴィ氏がその場で語ったコメントを掲載する。

「今回ご来場の皆様には、心から感謝しております。皆様のおかげで、ゲームと映画をコネクト(つなげる)することができました。ゲームという世界において、5年の成功を納めればファンタスティック(感動的で素晴らしい)と言えるでしょう。10年まで行けば、信じられないほどです。しかし、メタルギアは25年もの成功を収めており、これはフェノメナム(現象的、概念的)と行っても過言ではありません」

「それらの成功を成し得たのは、メタルギアという作品に深い物語を持っていたからだと、私は考えています。映画を作るうえで重要な要素である物語と、魅力的なキャラクターを、メタルギアは備えているのです」

「それを考えると、25年前に小島監督がメタルギアへ挑戦するのには、高いリスクを背負っていたのだと思います。かつてのビデオゲームは大変原始的なもので、子供のおもちゃでしかありませんでした。ところが、小島監督がそんな現状にNOという答えをつきつけ、物語とキャラクターをゲームに与えました。これは、大変革新的なことだと思います」

「その業績によって、ゲームはすばらしいエンターテイメントとなりました。今回私は、はじめてゲームの映画化に携わり、そのことを大変嬉しく思います。映画化にあたっては、ストーリーとアイデンティティ(自己の認識)という要素が不可欠だと考えています。メタルギアには、それを表現する様々な感情と共に、イデオロギーというコンセプトを物語に組み込んでいるのが、私がメタルギアに対して関心する点です。メタルギアは冷戦時代を舞台にした作品ではありますが、冷戦状態は過去のものではありません。現代でも、十分に通じる物語だと考え、今こそこういった作品は必要なのだと思っています」

「最後に、私は皆様に約束します。私は小島監督が作られたメタルギアを決して悪いものにはしません。また、作品や物語が持つスピリットや精神に対して忠実に作品を製作します」

画像

 アヴィ氏の熱意あふれるコメントに対し、小島氏は「お任せします」とひと言。ちなみに、制作はコロンビア・ピクチャーズとソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのタッグで行われるとのこと。

 まだ監督などは決定していない様子だが、小島氏本人の個人的な希望では、クリストファー・ノーランやベン・アフレック、マシュー・ヴォーンがイメージにあるらしい。スネークのイメージは「痩せたトム・ハーディ」とのこと。なんとも豪華な顔ぶれだが、現実となれば、と期待せずにはいられない。

 今回は製作発表のみで、タイトルも不明な状況だ。今後、製作が進行すれば新たな情報も出てくるはず。今後の発表に備えて、動きを見守っておこう。

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