小型ボクシングロボットをオトナが本気で遊んでみた!! 後編:「バトロボーグ20」vsロボットプロレス(2/3 ページ)
第四種目:バトルサッカー
最終種目は「バトルサッカー」です。「RoboGames2012」の記事でも紹介しましたが、二足歩行ロボットの競技としてもサッカーはポピュラーです。しかし、基本的に競技中のロボット同士のバトルは認められていません。そこが大きく違うのがこの「バトロボーグ20」による「バトルサッカー」で、ボールは無視して相手チームのロボットを倒して数を減らしてからゴールを狙う、という作戦もOKという掟破りなサッカー競技となっています。ちなみにオフサイドはありません。
闘い終わっての感想
ミステル・タマオ総統
最初は「操作が単純過ぎるかな?」と思ったのですが、これはこれでおもしろいですね。コントローラーもただ振っていれば良いというのではなく、タイミング良く振るという振り方のコツを覚えると、強いパンチが出せたりして。
クローズのフィールドであるとか、ルールを決めてバトルすればおもしろいと思いました。ただ、バックできなかったりコントロールできることが限られているので、オープンな広いフィールドだとなかなかバトルにならなかったりしますから、工夫次第だと思います。プロレスのデスマッチのように、枠や金網で囲ったフィールドもおもしろそうですよね。
レフェリーがいれば、ロボットが離れてしまったり、もつれてしまったときに「待て」と仕切り直せるので、盛り上がったバトルを演出できます。個人的には、3vs3、4vs4で同時にバトルするより、柔道の団体戦風の「チーム勝ち抜き戦」がいちばん楽しかったですね。フェンシングのように長方形のフィールドにしても、すぐ対決になって良いかもしれません。二足歩行ロボットのサッカー競技は相手に攻撃ができないので、「バトロボーグ20」を使った「バトルサッカー」は新鮮で楽しめました。後は、ミニ四駆のようにカスタマイズできるパーツがあればさらに楽しくなりますよね。
くまま氏
操作が直感的だし、力がなくてもプレイできるのが良いと思いました。老若男女、誰でも簡単に動かせるので、おじいちゃん、おばあちゃんが孫といっしょにとか、老人介護施設などで楽しみながらできる、軽い運動として取り入れるのも良いかもしれません。
自分たちが作っている二足歩行ロボットに比べればできることは限られているけれど、「バトロボーグ20」のシンプルな操作も割り切って楽しめました。ただ、細かな位置取りをするときに「バックができれば良いのになあ」とは思いました。
操作のコツは力一杯コントローラを振るのではなく、ちょうど良い力加減を見つけて振ることですね。ただ大きく振り回せば良いとか、早く振れば良いというわけではなく、練習して慣れてくると加減が分かってうまく動かせるようになるのが、おもしろいところだと思います。もし、大人も参加可能な「バトロボーグ20」の大会があれば出場してみたいですね!
白風M氏
この価格、この小型サイズで全体的に良くできていると思いました。でも、ロボットが良くできているのにシールが紙でバトルしていると剥がれてきてしまうところが残念でした。フィルムシールだったらもっと良かったのにと思ってしまいました。
実はロボットのおもちゃは大好きで「バトロボーグ20」も1体買ったのですが、1体だけだと対戦できないのでやっぱりさびしいです。別売りの「ノックダウンターゲット8」のように、1体でもプレイできるような何かが添付されていると良いと思います。
とにかく、今日、みんなでプレイしてみて「バトロボーグ20」の本当の価値が分かった気がします。みんなで身体を動かしてプレイできるというのは楽しいし、ストレス解消にもなって良いですよね。
ブラック氏
一般的なおもちゃの感覚からすると高価に感じる人もいるのかもしれませんが、個々のパーツや作りを良く確認してみたら逆に割安に感じました。プレイする前は「どうやって左右に動くのだろう?」と不思議に思っていましたが、腕の振りで即移動という単純明快さには「なるほど!」と納得でした。
操作が分かりやすいところは非常に良いと思ったのですが、ちょっと動かしているといろいろやりたくなってしまって……。やっぱり、バックしたいなあと(笑)。製品コンセプトが変わってしまうとは思うのですが、個人的には下半身が4輪でRCカーの操作、上半身は「バトロボーグ20」の操作というようなロボットで、高速機動バトルしたいと思いました。
種目としては、1vs1のバトルになった「チーム勝ち抜き戦」がいちばん楽しかったです。リングタイプ、壁で囲まれたタイプ、すり鉢状のタイプなどいろいろなバトルフィールドで対戦できたらもっとおもしろいですよね。
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