「殲滅」か「全滅」か。ウルトラマリーンたちの死闘を描く「Warhammer4000 SPACE MARINE」
ボードゲームから始まり、MMO化やリアルタイムストラテジー化を経て、最新作はTPS(サードパーソンシューティング)になった「Warhammer4000シリーズ」。本記事では、THQメディアカンファレンスで去年に続いて出展されている「Warhammer4000 SPACE MARINE」の情報をお届けしよう。
今作はTPSで登場だ! 「Warhammer4000シリーズ」の歴史に新たな一ページ
「Warhammer4000」とは、4千年紀と呼ばれる戦争の絶えない銀河系を舞台にした「ミニチュアゲーム」として、イギリスのGames Workshopから1987年に発売して以来、根強い人気を獲得しながら、「Warhammer Online Age of Reckoning」としてMMO RPG化され、その後RTSというジャンルで「Warhammer 40,000: Dawn of War」が登場。その長いゲームとしての歴史を経て、今作はTPSで「Warhammer4000」が制作されたわけだが、一体どのような作品に仕上がっているのだろうか。
スペースマリーンはとにかくド派手だ!敵中に突っ込んで撃ちまくり切りまくりの大殺陣がここに!
今作「Warhammer4000 SPACE MARINE」の主人公は、スペースマリーンの中でも最大規模を誇る「ウルトラマリーン」の「タイタス中隊長」だ。彼らウルトラマリーンは「わざと派手な格好をし、派手に戦闘を行う」といった特徴があり、戦士としての勇敢さを惜しげもなく示している。
今回はデモ機によるプレイをさせてもらったのだが、とにかく「止まらずに、スムーズな戦闘を行う」という本作の特徴通り、こまめにアイテムを拾ったりといったアクションは少なく、体力の回復でさえ「戦闘しながら行う」のだ。
その回復がどのように行われるかというと、敵に特定のアクションを用いて「とどめの一撃」をさすと、カメラアングルが切り替わり、プレイヤーが敵を無残に引きちぎる。これを行うことによって体力が回復する。
敵中ど真ん中に突っ込んでは、チェーンソードと呼ばれる近接武器をぶん回し、火器を使ったりして敵と戦い、体力が減ったら「とどめの一撃」。そしてまた、何事もなかったかのように戦闘へ戻っていく。この途切れのない戦闘の爽快感は非常によくできていた。
また、プレイヤーは徒歩のみにあらず、マップの特定箇所では「ジャンプパック」という、高い跳躍を可能にするガジェットも使用可能で、ウルトラマリーンの巨体・重量を活かした「降下攻撃」なるものも確認できた。着地地点の敵に向かって上空から落下することにより、範囲ダメージを与えるアクションを攻撃をくらった敵は、見事木っ端微塵と化すという強力な攻撃だ。
派手な戦闘はマルチプレイでも堪能できる!?本作は8v8の対戦モードを用意
今作には8v8の対戦モードが用意されており、マルチプレイの対戦においても「スピード感溢れるアクション」を繰り広げることができるとのことだ。
対戦時は「スペースマリーン」と「ケイオスマリーン」の2種に分かれて対戦を行うが、それぞれに特徴のあるクラスがあり、戦闘の状況や、プレイヤーの好みによってクラスを選択し、戦闘へ参加する。
クラスには、近接・遠距離戦闘をバランスよくこなせる「タクティカルマリーンズ」、ジャンプパックを用いて、上空からの奇襲を得意とする「アサルトマリーンズ」、動きは遅いが、重火器を用いてチームの火力の要となる「デバステーター」の3種があり、クラスの組み合わせによっては、多種多様の戦闘が展開されることが予想される。
このマルチプレイで使用できるマップやゲームモードに関しては、現在は5つのマップが用意されていて、ゲームモードは、敵を殲滅する「デスマッチ」、マップ上の制圧ポイントを、どれだけ多く、そして長く保有できるかを競う「制圧戦」の2つを用意しているそうだ。
また、マルチプレイにおいては「キャラクターカスタマイズ」も特徴の一つだ。そのカスタマイズは、ミニチュアゲームである初代「Warhammer4000」で行われていた、自分の所有しているミニチュアに色を塗る・パーツを改造するが如く、カラーパターンやアーマーピースをカスタマイズできるというもの。
今作はレベルが上がると武器やスキルがアンロックされるシステムになっていて、すべてをアンロックした場合のカスタムパターンはなんと18億通りにもなるとのこと。マルチプレイの戦場には、さまざまなマリーンたちが溢れかえることだろう。
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