アイドル、芸人、アーティスト……各界の重鎮たちが応援に駆けつけた!――「モンスタードラゴン」完成披露発表会
新作ブラウザゲーム「モンスタードラゴン」のオープンβテスト開始を記念して、豪華ゲストを招いての完成披露発表会が開催された。
12月5日、東京六本木のイベント施設「ニコファーレ」にて、新作ブラウザゲーム「モンスタードラゴン」のオープンβテストスタートを記念して、完成披露発表会が行われた。
本作は、プラットフォームをヤフーが提供し、スクウェア・エニックスが行なう形をとっている。同じ形態でリリースされ、現在も好評を博している「戦国IXA」から続く、両者のタッグでの2作目とも言える作品だ。
今回のイベントでは、ゲームの概略が発表されると共に、スクウェア・エニックスとヤフーの業務提携に関するアナウンスも行われた。
さらに、最後には「もしも○○がモンスタードラゴンを遊んだら隊」と称して、アイドル代表の南明奈さん、6人の吉本芸人軍団や、アーティスト代表としてテーマソングを歌ったmihimaruGTさんが登場するなど、非情に豪華なイベントとなった。本記事では、そんなイベントの様子をお届けする。
「ヤフー」と「スクエニ」が手を取り合った、その理由とは
会場となったニコファーレは、床を除くすべての壁がLEDモニタとなっており、イベントの映像上映においても、その特色を生かしたプロモーションが行われた。
イベントの最初は、ヤフーとスクウェア・エニックス両社の代表取締役社長である、井上雅博氏と、和田洋一氏が登場。業務提携に関する説明が行われた。まずはヤフーの井上氏が壇上に進んだ。
井上氏はまず、スマートフォンなどのオンライン対応デバイスの普及によりオンラインゲーム、特にソーシャルゲームの市場が大きく広がった点について言及。その中で、スクウェア・エニックスとの提携後第1作目となる「戦国IXA」のセールスが好評であり、それにより「2010年前半の時点ではかなり低かった、ゲーム関連事業の売上が、一気に30倍ほど伸びた」と発言しており、今回の「モンスタードラゴン」に対する姿勢の強さがうかがえる。
さらに、今後両社がターゲットとするユーザー層については、カジュアルすぎず、かつコアユーザーとも取れない「ミドルユーザー」を中心のターゲットとしてゆく旨を発表した。幅広いユーザー層を持ち、様々サービスを通じて作品をアピールできるヤフーならではの戦略といえるかもしれない。
また、この戦略を取る理由として「戦国IXA」のプレイヤー年齢層が挙げられた。グラフでは、半数以上が30代で、20代と40代が約2割ずつと、他のソーシャルゲームに比べてやや年齢が高めのプレイヤーが多くなっている。この成功を受けての新たな動きが、本作ということになる。
今後は、両社の特徴を生かしたゲーム開発を行い、PCだけではなく、スマートフォンなど、他ハードにもゲームを提供する用意があるとのこと。井上氏は「スマートフォン向けゲームの新作発表は来春に控えている」とも発言しており、期待は高まるばかりだ。
井上氏と入れ替わる形で登壇したのは、スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田氏。
和田氏は、本作や「戦国IXA」が開発されるまでの経緯について「具体的な話があったのは、3〜4年ほど前の話です。知り合ってからすこし経った後です」と発言し、さらに提携の理由については「どうしても我々だけだと、様々な面で知識が不足していますので、ヤフーさんに協力をお願いしました。結果的に大変多くのお客様に楽しんでいただけて、本当に良かったと思っております」とコメントした。
ゲーム制作に関しては、「戦国IXA」および「モンスタードラゴン」両作の開発については、2つの「禁じ手」があると和田氏は言う。1つは「オリジナル作品のリリース」、もう1つは「焼き直しの禁止」だ。
これについては「やはりゲームを作る以上、全く新しいゲーム体験をお客様に味わっていただくのが、使命だと思っております。そのため、その点には留意して製作しました」と、ゲームファンとしては非常にうれしい発言をしてくれた。
FFでお馴染みのあのモンスターや、あのラスボス、召喚獣も登場!
続いてスクウェア・エニックスの本作プロデューサーである、岡山博紀氏が登壇。「モンスタードラゴン」のゲーム内容について解説が行われた。
「モンスタードラゴン」の世界は、ドラグニカ大陸と呼ばれる、モンスターやドラゴンなどが住む土地が舞台となる。プレイヤーは4つの国のいずれかに所属し、強大な魔力が得られる鉱石「クリスタル」を探して、戦いに身を投じることとなる。
カードゲームとシミュレーションRPGのシステムを融合させたシステムを採用している。広大なマップの中で自分の「フォートレス」を操り、モンスターを使役してクリスタル資源を奪い合うのだ。
岡山氏によると、ゲーム性を表すキーワードは「逆転」で、状況によっては戦況をひっくり返すことも可能なシステムになっているとのこと。
また、なにより大きな魅力として、登場しているモンスターや、カードの美しさが挙げられる。スクウェア・エニックスの発売するRPGではお馴染みの、イフリートやシヴァといったモンスターたちに加え、「ファイナルファンタジーXI」の「闇の王」などの、ゲストモンスターも登場するとのこと。
ニコファーレの360度スクリーン内では「闇の王」の他にも、「ファイナルファンタジーIX」の「永遠の闇」や「リザードマン」、「マジックポット」。さらに、シリーズおなじみの「モルボル」や「トンベリ」なども確認できた。
イラストには、現在稼働中のアーケードカードゲーム「ロードオブヴァーミリオン」に参加しているイラストレーターを始めとし、多くの人気「絵師」たちがカードイラストを提供している。現在までの実装カード数は約200種類ほどだが、今後はさらに増えてゆくことが予想される。期待して待っておこう。
また、各プレイヤーにはナビゲーターがついている。ナビゲーターは、男性、女性、不明(?)の中から1人選択でき、服のカラーと(男性、女性に限り)ボイスを選択できる。
まず、男性のボイスを担当するのは、子安武人さんと、鳥海浩輔さん。そして女性を担当するのは、豊口めぐみさんと、佐藤利奈さん。最後に、不明を担当するのは、中尾隆聖さんとなっている。中尾隆聖さんの「不明」っぷりは、一聴の価値アリだ。
「モンスタードラゴン」のオープンβテストは、12月5日から既にスタートしている。Yahoo! JAPANのIDを持っていればすぐに参加できるので、興味のある方はぜひ参加してみて欲しい。
「もしドラ隊」アーティスト代表mihimaruGTによる、新曲「サバイバー」の生ライブ開催!?
岡山氏によるゲームの解説が終了した後、ついに豪華なゲスト陣の登場となった。ゲストはそれぞれ「もしも○○がモンスタードラゴンを遊んだら隊」(以下「もしドラ隊」)として、各界から選出された著名人たちとなっている。
まずは、アイドル代表として南明奈さんが登場。衣装は、モンスタードラゴンに登場する女性ナビゲーターのコスプレだ。この日のため、以前より用意していた衣装で、イメージは「後輩タイプ」らしい。
そして次はお笑い芸人代表として、お笑いコンビのペナルティ、トータルテンボス、パンクブーブーが登場したが、なぜか3組6人と人数が多い。しまいには、MCからは「なんだかワラワラといますが……」と言われる始末。
これでは「代表」とは呼べないということで、真の「お笑い芸人代表」を決めるため、急遽(?)「モンスタードラゴンクイズ」が行われた。ルールはご想像の通り、モンスタードラゴンに関するクイズを出題し、多くの正解を出したコンビが代表となれる。
とは言っても、まだオープンβテストが開始したばかりのゲームで、しかも相手は全員芸人。会場全体が「さぁ、どうボケてくれるのかな?」という雰囲気に包まれている中で、クイズがスタート。序盤は期待通りすべての問題でガッツリとボケて、期待に応えてくれたが、最終問題の「もしドラ隊のアーティスト代表は? mihimaru○○」では、見事に(というか後ろに答えが見切れていたが)正解! ここでボケる勇気はさすがに無かったようだ。
というわけで、芸人代表(仮)たちを押しのけ、もしドラ隊アーティスト代表のmihimaruGTの2人が登場。そしてなんと、今回初披露となった、モンスタードラゴンのイメージソング「サバイバー」を、その場で歌ってくれた。初披露の曲を生ライブという、ファンにはたまらない貴重な現場であった。
ニコファーレのスクリーンをフルに活用した演出もあり、会場は大いに盛り上がり、ライブは終了となった。そして、盛り上がりついでに再度登壇した芸人代表(仮)の6人は、最終的には「全員が代表」という形に落ち着き、無事(仮)が取れて一件落着。
もしドラ隊の皆さんが降段し、今回のイベントはこれで終了となった。しかし、今後もプロモーション活動は積極的に行なってゆくとのこと。現在も、公式ホームページなどで、多くのキャンペーンを実施しているので、最後にその一部をご紹介しよう。
プロモーション活動が大掛かりで、ヤフー、スクウェア・エニックス両社の本気っぷりがうかがえる。オープンβテストはすでに始まっているが、オープンしてあまり時間は経っていない。他のプレイヤーと差をつけるのは、今が好機だということだ!
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