電動スクーター、e-Let'sで往く! 新宿発、秋葉原行き買い出しツアー:散歩するガジェット(3/3 ページ)
まとめ2:コストパフォーマンスと利便面
さあ皆さん、ここからが今回一番のツッコミどころだと思います。購入時期など条件が合うと補助金が交付されるとはいえ、「50cc相当のスクーターが30万円オーバーってどうなの?」という……。
これはもう、「ベース車のLet's4バスケットのメーカー希望小売価格15万6450円と比較して」などとマジメに検証したり、「値段がとか言っていないで、未来を買いましょう!」とかカッコイイことを言っても太刀打ち不能なレベルだと思います。なので、普段プライスカードを見ないでお買い物してらっしゃったり、ガレージに外車が何台も並んでらっしゃるブルジョワジーなオーナーさんに「愉快痛快な最先端ガジェットとしておすすめです!」と言わせていただきたいと思います。それから、筆者はエンジンオイルの補充、交換をつい忘れてしまいエンジンをガラガラいわせながら白煙を吹き出しつつ走行してらっしゃる方を見かけたことがあるのですが、そういったうっかりなユーザーさんには強くおすすめしたいと思う次第です。
ちょっと脱線気味になってしまいましたが、企業ユースにもおすすめですね。ちょっと最初書いていたことと矛盾しておりますが、ガソリンエンジンの原付感覚で運用できるということは一般ユーザーだけでなく、企業にしても導入の敷居が低いということです。経理上、使用したガソリン代の処理など面倒だと思うのですが、ガソリン代に比べれば
電気代は充電1回で約13円と微々たるものですし、電気代ならば一括して管理できます。「そのガソリン、私用で使ったでしょ!?」なんてこともなくなるでしょう。
初期投資としてスペアバッテリー分だけ多めに予算を確保しておけば、営業車が戻って来る都度、満充電のバッテリーに差し替えてという効率的な運用が可能になります。「その電気何で発電されてるの?」という疑問とバッテリーの寿命という問題が残りますが、抽象的なCMを制作するよりも、エコに取り組んでいるというのが分かりやすいかと思います。営業担当者の皆さんにも、いちいちガソリンスタンドに寄るために回り道したり、寒空の下、自動車がガソリンを入れ終わるのを待って給油する必要もなくなるというメリットがあります。企業だけでなく地方自治体で、導入を検討したいという話もあるそうです。
今回、実際走ってみてようやく電動バイクも実用域に達してきたなという感触を得ました。しかし、まだまだ航続距離に不安があったり、製品自体ではなく原付一種という製品カテゴリーの制約を感じずにはおれませんでした。スズキには「そういや、e-Let'sなんてのもあったね」ということにならないよう、研究開発を続けていただいて、数年後には原付二種のe-Addressが企画されていると良いなあと思います。
補足:原付走行時の注意点とバイク用駐車場
「原付は久しぶりに乗るんだよね」とか、「自動車の免許で乗れるから乗ってみようかなあ」という読者諸兄姉だと、もしかすると原付が公道を走る際の制約を忘れているかもしれません。一応基本的なことを書きますと、まず2人乗りや高速道路の走行はできません。それから、原則時速30キロメートルまでという速度制限があります。
また、原付の走行が禁止されている道路もありますので注意が必要です。しかし、最大の難関は二段階右折でしょう。これは標識がある場所は当然ながら、標識がない場所でも片側3車線以上(右折専用レーンを含む)の道路では必ずしなければならないというオプション付です。特に東京の道路は複雑怪奇で路上駐車で車線を塞がれていることも多いので、いつの間にか右折専用レーンに入ってしまっていたりということもなきにしもあらずです。交通状況によっては、二段階右折が困難に感じることもあるでしょう。そんなときは、交差点に差し掛かったところで電源(ガソリン車ならエンジン)をオフにして、歩行者として横断歩道を渡るのが良いでしょう。「止まると危険な状態だったのでそのまま右折した」場合でも、経験上、それが認められて違反にならないことはありませんので。
それから、車道だけでなく、歩道でもバイクの駐車違反の取り締まりはありますし、通行の邪魔となり危険ですので、必ずバイク用の駐車場に駐車するクセをつけたいところです。最近は少しずつではありますがバイク用の駐車場の数も増えており、スマートフォンで「地名」+「バイク駐車場」と検索すればけっこう表示されます。今回の秋葉原では、平日だったせいもあり、ヨドバシカメラ付近の千代田区立神田花岡町自動二輪駐車場に駐車できました。ここは駐車できる台数が少ないのですが、秋葉原UDXパーキングやヨドバシカメラの地下駐車場にもバイク用のスペースがあります。
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