ソーラーバッグ「HALOS」を使って「背中で充電する男」になってみたナニコレ

ソーラーパネルを搭載し、日光さえあればどこでもスマホや携帯ゲーム機が充電できる「HALOS」。少々お高いのがネックだが、値段分の価値はあるのか?

» 2012年04月19日 21時24分 公開
[ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 以前紹介した、ソーラーパネル内蔵バッグ「HALOS」のサンプルが届いたので使ってみた。

 詳しいスペックなどについては前回の記事をどうぞ。簡単に言ってしまえば、背面にソーラーパネルが内蔵されていて、背負って歩くだけでスマートフォンや携帯ゲーム機が充電できてしまうというもの。自転車っ子で、なおかつ常にスマホの電池残量にビクビクしている筆者にはまさにピッタリの製品だ。

画像画像 写真のメッセンジャーバッグタイプ以外に、リュックタイプ、ショルダーバッグタイプなど様々なモデルがある。どれも上面にソーラーパネルが内蔵されているのが特徴

 今回借りたのはメッセンジャーバッグタイプ。実物を手にとってみて、まず驚いたのがその大きさだ。筆者が普段使っているメッセンジャーバッグもわりと大きめだが、HALOSはそれよりもう一回り大きい。試しにいつものバッグを入れてみると、そのまま中にすっぽり入ってしまった。でっか!

 中はかなり余裕のある作りで、ポケットも豊富。また背中側にはハンガーが付属しており、スーツも入れて持ち運べる。使い方のイメージとしては、スーツとビジネスバッグを丸ごと放り込んで、通勤時は動きやすい服装で移動、会社に就いたらビジネスモードに着替える――といった感じだろうか。

画像画像 筆者がいつも使っているメッセンジャーバッグとサイズ比較。並べてみると、ひと回りどころかふた回りくらい大きいことが分かる。入れてみたら、中にすっぽり収まってしまった

画像画像 背中部分にはスーツを収納するためのハンガーが付いている。ポケットも豊富で、収納力は抜群だ

 充電機能については、専用の小型蓄電池も販売されているが、市販のものでももちろん使える。ただし端子形状がマイクロUSB(Bタイプ)とややトリッキーで、商品によっては変換コネクタが必要になるのでご注意を。今回は端子形状がぴったりということもあって、POWEREX-JAPANの「POWER WALKER C5500」を使用した。

 モバイルチャージャーを接続すると、すぐにランプが点滅をはじめ、充電が開始された。窓際のように明るい場所なら室内でも十分に充電が可能。端子形状さえ合えば直接スマートフォンや携帯ゲーム機をつなぐこともできるが、基本的には一度モバイルチャージャーに電気を蓄えておいて、そこから各機器を充電するのが推奨されている。

画像画像 モバイルチャージャーを接続。分かりやすくするためソーラーパネルだけ取り外してみた。さらにiPhoneなどを充電したい場合は、モバイルチャージャーを経由して接続する(写真右)

 金曜〜月曜と、土日を挟んで3日半ほど使ってみたが、まず、もっとも懸念していた「重さ/大きさ」についてはまったく問題なかった。背負うとぴったりと背中にフィットし、面で重さを支えるため見た目ほどの重さは感じない。強いて言えば、コンビニで他のお客さんとすれ違う時にちょっと気をつかった。

 使っていて「よかった!」と思ったのは、なんと言っても外出中にiPhoneの電池残量を気にしなくてよくなった点だ。日曜、買い物ついでに自転車でちょっと遠出してみたのだが、常にコンセントを持ち歩いているような安心感がある。せっかく気持ちよくサイクリングに出かけても、使うたびに減っていくiPhoneのバッテリー残量を見ると、「ああ、そろそろ帰ったほうがいいかな……」などとつい考えてしまうものだ。

画像画像 実際背負うとこんな感じ。背中にぴったりフィットするため、背負うと重さはあまり感じない。移動しながら充電もできるという点で、自転車好きにはうってつけのアイテムだ

 ソーラーパネルの分、どうしても普通のバッグよりも値段は張る(今回お借りしたメッセンジャーバッグタイプは3万6540円)。バッグとしての作りは相当にしっかりしており、あとは「どこでもコンセントを持ち歩ける」という部分にそれだけの付加価値を見いだせるかどうかがポイントになってくるだろう。

 値段を考えると必ずしも万人にオススメできるアイテムとは言いがたいが、3万円でスマホのバッテリー残量におびえる生活から解放されると思えば……。個人的には、ここまでデカくなくてもいいので、もう1サイズ下で、もうちょっとお求めやすい価格のメッセンジャーバッグをぜひラインアップに加えていただきたいところだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  4. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」