そのスピード感がやみつき――コンボアクションが爽快なウワサの新機軸MORPG「C9」「C9[Continent of the Ninth]」プレイリポート(2/2 ページ)

» 2011年07月07日 09時19分 公開
[板橋舟人,ITmedia]
前のページへ 1|2       

ソロからパーティプレイまで楽しめる各種ダンジョン

 さて、話をダンジョンに戻そう。メシュリアン高原は草木が生い茂る山道、といった感じの場所だ。敵を倒しつつ最奥にいるボスを倒せばクリアーとなり、頭を悩ませるような謎解きは発生しない。また推奨レベルよりもキャラクターのレベルが高いため、まだ操作になれていない筆者でも、簡単に敵に勝てる。ボスを含め、詰まることなくクリアーできてしまった。

 続いて、キャラクターをシャーマンから派生するエレメンタリストに変更し、推奨レベルが20〜24の“魅惑の森”というダンジョンに挑んでみた。エレメンタリストの特徴として空中浮遊ができて、上空からの攻撃ができるのが特徴。シャーマンはいわゆる魔法使いキャラクターだが、本作では杖や体術による近接攻撃も行える。また右クリックで基本的な魔法攻撃が行えるが、一度発動したら数秒間のクールタイムが発生するため、連続で発動させることはできない。また体力や守備力は前衛職に比べて低いため、ヒット&アウェイ戦法で戦うことになる。イケイケでいけたファイターに比べ、敵の攻撃をかわしつつこちらの魔法をたたき込むスタイルで、クラスごとに異なった戦いかたが楽しめるというわけだ。

シャーマンは、右クリックで基本的な魔法を撃てる。溜めることにより、最大5発の弾を同時に発射できるのだ
ド派手で強力な魔法を使えるのがシャーマンの魅力。ただし発動には時間がかかるため、いかに乱戦を避けるかがポイントとなる

 この魅惑の森は、先ほどのメシュリアン高原よりも少し複雑。ある場所へ行ってスイッチを操作し、新しく現れた道を進む……といった謎解き要素が発生する。またトラップが仕掛けられている場所もあり、タイミングを見計らって移動するアクションも楽しめた。

 このように多少の謎解き要素があり、また敵もメシュリアン高原より強いため、手ごたえがある冒険が楽しめた。ボス戦では一度戦闘不能になってしまったが、その場で復活可能。ただし、この復活は1日に5回までしか行えないため、倒されないほうがいいことは、言うまでもない。

一定間隔で地面からトゲの生えたツタが現れるトラップ。タイミングを見計らって突破する必要がある。ちなみに敵もダメージを受けるようだ
キャラクターが倒されたときは、復活スクロールを消費してその場で復活できる。ただし1日につき5回まで

 見事ダンジョンをクリアーできたら、その戦いかたに応じた評価が表示される。また宝箱を開けて報酬を得られるが、この評価によって開けられる宝箱の数が変化する。上手に戦えば、そのぶん多くの報酬を得られるという仕組みなのだ。

 続いて、開発スタッフと4人でパーティを組み、協力プレイを体験してみた。村でパーティを組んでからダンジョンへ行く、というのが基本スタイルだ。さらにダンジョンでは“途中参加”をオンにして遊ぶと、他のプレイヤーがそのダンジョンに乱入しPKが勃発する「乱入システム」と言われるシステムも存在する。乱入された側か乱入した側、相手を倒すことでレアなアイテムと交換できるポイントが獲得できる。

 パーティプレイの醍醐味は、やはり仲間との連繋プレイだろう。エレメンタリストは範囲に攻撃できる魔法が存在するが、発動までに時間がかかり、またその途中で敵から攻撃を受けると、魔法自体がキャンセルされてしまうため、ソロプレイでは若干使いにくい。だがパーティプレイでは、ファイターに敵を攻撃して足止めしてもらい、そのスキに強力な魔法攻撃をたたき込む、といった連携が楽しめるのだ。

 なお本作では、回復に特化したクラスは存在せず、ポーションによる自己回復や、マップに出現する回復ポイントを利用するのが基本となる。支援職が好きな人には残念だが、逆にヒーラー職が現れるのを待たずにサクサク遊べるのは大きな魅力だろう。

村でパーティを組んで出発するのが基本。座るなどのアクションも可能なため、このようにまったり気分で待つこともできる
仲間との共闘が協力プレイの大きな魅力。まあ深く考えずとも、みんなで遊べばそれだけで楽しいもんです

もうひとつの大きな魅力である対人戦にチャレンジ!

 本作の魅力は、前述のダンジョン攻略に加えてもうひとつある。それがPvP、つまり対人戦。格闘ゲームとしての顔も持っている作品なのだ。

 対人戦はアリーナという場所で行われる。FPSでのロビーに近い存在で、ゲーム中のメニューからアクセスできる仕組みだ。プレイまでの流れもFPSに似ており、誰かが作成したルームに参加し、人数が集まったらバトルスタート、という感じだ。ゲームルールはチームマッチやデスマッチ、リレーマッチ(勝ち抜き戦)などさまざまなものが用意されている。また勝率を上げるモチベーションとなる、ランキング機能も存在している。

 ここで、先ほどパーティを組んだ4人で、2対2でのチームマッチをプレイしてみた。筆者が感じたのは、戦略が重要かつ面白い、ということだ。

 対人戦では敵がプレイヤーであるため、協力プレイ以上に仲間との連携が重要となる。例えば敵が1人のとき、こちらは2人で攻めれば絶え間なく攻撃し続けることができるため、うまくプレイすればほとんどダメージを受けることなく相手を倒せることすらある。逆に、多人数の敵を相手にする状況はなんとしてでも避けたい。このような戦略的な戦いが楽しめるのだ。

これがアリーナの画面。モードや入場条件など、さまざまな条件で部屋を作成可能だ。ちなみに対人戦は最高で8対8の16人対戦が楽しめる
個人の技量はもとより、いかに有利な状況に持ち込むかという戦略を楽しめるのも対人戦の魅力

 もちろん、キャラクター自体の強さや、強力なコンボをたたき込むプレイヤースキルも重要になる。本作はゲームスピードが速く、またターゲットも自分で合わせる必要があるため、めまぐるしい操作が必要となる。そのぶん、思い通りに動かせて攻撃をたたき込めたときの爽快感は格別。さらに戦略が成功し、チーム全体を勝利に導けたときの快感たるや、かなりのものだ。

 とても短いプレイ時間ではあったが、キャラクターを操作し、狙いをつけて攻撃する楽しさ、そして状況に合わせて仲間とさまざまな行動を行う戦略性を楽しむことができた。一部のスキルしか理解していない状況でもかなり面白かったので、これはぜひやりこんでプレイしてみたい、と思わせるタイトルだった。

 というわけでプレイリポートをお送りしてきたが、いかがだったであろうか。RPGではあるが、それ以上にアクション性が高く、かつ対人戦も大きなウェイトを占めている作品だ。RPGファンはもとより、対戦ゲームファン、格闘ゲームファンなどにもぜひ注目して欲しいタイトルだ。

 本作に興味を持った人は、ぜひ公式サイトよりプレオープンテストに応募し、いち早く本作を体験してみてほしい。

最後に、協力プレイクリアー時に撮影した記念写真を掲載。こんな楽しさを味わいたい人は、ぜひともプレイ!

(c) WEBZEN, Inc. All Rights Reserved. Licensed to
(c) GameOn Co., Ltd.


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/01/news138.jpg イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
  2. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  3. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  4. /nl/articles/2405/01/news095.jpg 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  5. /nl/articles/2405/01/news013.jpg IKEAの新作カーテンが「家中これにしたい」ほどすてき!→どうやって付けているの? 垢抜けインテリア術に視線集中「すっごいかわいい」「色味が最高」
  6. /nl/articles/2405/01/news093.jpg 500円玉が1つ入る「桔梗のお花ケース」が100万件表示超え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「お小遣いあげるときに便利」「美しい〜!」
  7. /nl/articles/2404/30/news015.jpg 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  8. /nl/articles/2404/30/news165.jpg 「これは変態だ」 職人が“鉄の塊”から作った「はぐれメタル」がガチすぎる 狂気の手作業に驚き「いかれてるw」
  9. /nl/articles/2405/01/news104.jpg 「そっち使うの?!」「これは天才」 さびだらけの鉄くぎをぐつぐつ煮込むと……? DIYに役立つ“まさかの使い道”が200万再生
  10. /nl/articles/2405/02/news013.jpg 2歳娘、自分のバースデーフォトをセルフタイマーで…… プロ顔負けの仕上がりに「すごーーーーーーー!!」「天才すぎます」と称賛の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評